院長コラム②【カウンセリングで一番最初に質問してほしいこと】
巻き爪の施術を初めて受ける際に、 いきなり何もカウンセリングせずに施術に入る治療家はいないと思い ます。
現代医療では「インフォームドコンセント(説明と同意)」 がデフォルトになっていますので、症状を診たのち、 状態説明や治療内容等のプランを説明して、 患者様側の同意を得て初めて施術スタートです。
そのカウンセリングの際に一番大事な質問は、「 最終的にどの位かかりますか?」です。
これは、治療期間及び、(総支払額)を知るためです。
患者様の質問に対し、治療家は多分下記の6つの答えのどれかをお話ししてくれると思い ます。
①やってみないと分からない
②患者さんの日常生活次第だから何とも言えない
③巻き爪を放っておいた期間と同じくらいかかります
④歯の矯正と同じで1~3年くらいはかかります
⑤早くて半年、大体1~2年くらい
⑥この爪なら〇回(〇ヶ月)の通院で大丈夫
ハッキリ言いますと、①~④ の返答をする先生の治療はお勧めしません。
経験が少なく、見立てがしっかりできないからです。
対応した症例数が多くなれば、 一目見ただけで大体の経過は予測できるからです。
⑤ の返答は一般的なホームページに記載されている巻き爪の治療期間ですが、 私が20年前に巻き爪の治療をスタートした初期の頃でさえ、 長くても8ヶ月以上かかる患者様は一人もいませんでした。
腕が未熟だった20年前でさえ平均的な治療期間は6ヶ月( 矯正回数5回)でしたし、1年以上も治療が必要だった患者様は 20年でひとりもいません。
道具や技術が進化した現代、1年近くも治療期間がかかる矯正法は 「なおす矯正」ではなく「もうける矯正」だと私は考えます。
ですので、現在治療中の患者様は今一度「 あと何回で治療は終わりますか?」と治療家に質問してみてください。