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昆虫食ガチャを始めた思い

いま日本は食べ物に困ることはほとんどありません。

大手企業が新型コロナウイルスによる食品ロス削減に取り組んでいるくらい食料は過剰に生産されています。

 

しかし、世界に目を向けてみると世界人口の9分の1、なんと8億人の人々が飢餓の状態にあるいわれております。

さらに飢餓人口の約3分の2が私たちが住むアジア地域に集中しているのです。(2018年、国連の調査による)

 

「食べられることが当たり前」の私たち日本人にとって、「食べられないことが当たり前」の感覚や環境は想像しづらいと思います。

そんななか、昆虫食という食材は「食育」の一環として、現代の日本人に食の有難みや、他国の食糧事情を知る良いツールになるのではないかと考えています。

なぜなら、世界的にみると今後の食糧危機は深刻な問題であり、その打開策として最も注目されているのが昆虫食だからです。

 

昆虫食はアジアとアフリカを中心に約20億人の人々が、約1900種を食料としているにもかかわらず、「気持ち悪い」「グロテスク」というイメージで嫌厭される日本人は多いと思います。しかし、日本人が好む「タコ」も海外のほとんどの国の人々は「気持ち悪い」「グロテスク」と嫌厭します。

先日TVで放送されていましたが、プルプルした透明なゼリーを生まれて初めて見たアフリカ人に勧めたところ、彼らは「気持ち悪い」「奇妙」と誰も口にしませんでした。

つまり、身近な食材としての文化があるかどうかの違いです。日本でも昔はイナゴの佃煮はポピュラーな存在でした。私も子供の頃はいとこの家に遊びに行った際に伯母さんから「田んぼでたくさんバッタを取ってきてー」と言われ、いとこと一緒に虫かごいっぱいに捕まえたイナゴを伯母さんが佃煮にして食卓に出してくれた記憶があります。

 

私は日本人に昆虫食文化を根付かせよう。という思いはありません。

興味を持ってくれた人が「こういうもの(昆虫食)が世界を救う一つのアイテムなんだ!」と食糧危機に対する見分を広げてくれるきっかけになってくれたり、

「昆虫食に限らず食の好みは人それぞれ。自分が苦手なものを好きだという人に対して、自分の価値観だけでその人自身を判断しない」というきっかけになってくれたり、

「意外と美味しい!」「意外と食べれる!」とビックリしてくれたり、

「いただきます」という言葉の意味をダイレクトに実感できる食材のひとつであると知ってもらったり。

という、多種多様の「気づき」を与えてくれる面白い食材だな。と感じていたので、それをもっと広めていきたい!という思いを今回実行した次第です。

 

現在の昆虫食は正直どれも1,000円を超えるものばかりで決して安いとは言えません。

ですので、ガチャガチャという方法により、安価で気軽に手に入れやすい環境を作ることで興味を少しでも持ってもらい、楽しんで買えるようにしました。

 

 

【追記】

<世界の昆虫食に対する動向>

2013年からFAO(国際連合食料農業機関)が食糧問題の解決策として昆虫食の検討を始める。

JAXA(宇宙航空研究開発機構)では宇宙農業サロンというグループがあり、宇宙食としての昆虫の可能性を探る研究が行われている。

2010年にフランスではFFPIDIという団体が発足し、昆虫の養殖、加工、販売を推進している。

2020年、日本でも九州大が新型コロナウイルスに対するワクチン候補として、ワクチンを投与したカイコを「食べるワクチン」として研究。

※ちなみにカブトムシは幼虫時代に腐葉土で育つため、泥臭くて美味しくないそうです。

 

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